すじみち立てて考える習慣を

賢学塾が大切にしていること、それは「順序立ててものごとを考えること」です。
そして、中学時代こそ、そのための力を養う大切な時期です。

なぜ中学時代なのか。小学生のお子さんは、何でも吸収し、感覚的に問題を解くことが多いでしょう。一方、高校生になると、どの教科においても「論理」が求められます。その二つの間にあって、すじ道を立てて考えることの基本を身につけたい、とても重要な時期が中学時代だからです。

順序立てて考えさせるためには「質問に対して一から十まですべてを教えず、ヒントを出し、対話しながら指導すること」「答えについてお子さん自身に説明させること」など、双方向の学習が必要です。これが賢学塾でいう「問答式学習」の基本です。

例えば、賢学塾では、「正解」していてもそれで良しとはしません。正解している問題に対して、こちらから「逆質問」することもしばしばです。本当 に分かっているのかは、お子さん自身に説明させると一番よく分かるからです。また、説明することでお子さんの理解はいっそう深まります。

また、賢学塾では「すじみち立てて説明する」ために、国語力の強化にも力を入れています。だからといって作文を書かせるだけとか、読解問題をやら せるだけの指導ではありません。「読書」をすすめることも大切ですが、それだけでは不十分です。賢学塾は、小学生のうちから「音読」「文章筆写」という、 基礎の基礎を大切にしています。これは効果が出るまでに時間のかかる、地道な作業です。

このように賢学塾には、教える側にも学ぶ側にも、地道にこつこつ取り組むことが求められるしかけが数多く存在します。それは本当に骨の折れる作業です。こういう指導についてご理解をいただくために「化学肥料」「たい肥」のたとえ話をすることがあります。

お子さんの「得点力」の向上にとって一時的な効果があるのは「問題を解くコツ」もっと言ってしまえば「テクニック」をお子さんに与え、それをくり 返し演習させることです。これが「化学肥料」的な指導です。確かに一時的に調子がいいかも知れません。しかし、化学肥料ばかり使って収穫(得点)を求めると「土壌の生命力」、つまりお子さん自身の思考力はどんどんやせ細ります。そして常にその場限りのテクニックや解法を必要とし、それを伝授してくれる人が いなければ何も解決することができない「マニュアル人間」になってしまいます。

一方、昨今求められているのは「創造性に富んだ人間」です。お子さんの創造性を養うことに特効薬はありません。すぐに結果が出なくても、地道に思 考力を養う作業を続けることが大切です。ちょうど「たい肥」で土壌を改良するように、それには時間と手間がかかります。しかし、手入れさえすればその土壌がいつまでも豊かな恵みをもたらすように、お子さんには様々な状況に柔軟に対応できる思考力の土台ができ、どのような学習にも対応できるようになります。

塾というとすぐ目先の得点を向上させることだけを追いかけ、お子さんの将来を見据えた指導を怠るイメージがあります。しかし、賢学塾は塾でありな がら、そういったイメージとはおよそ正反対の方向を目指しています。それは、お子さんが、すじみち立てて考える力を身につけることで、自分で考え、自分の 脚で立つ人間になってほしいと願うからです。